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貯金の相場

相場

気になる貯蓄額

他の人の貯蓄額を知っても大きな得にはならないということは分かっているものの、何となく気になるのが平均的な貯蓄額です。
平均的な家庭と比べて、貯蓄が多ければ安心できますし、少ないともっと頑張らなくてはと思うかもしれません。

この平均的な貯蓄額についてはいろいろなデータがあります。
しかし、どのようにデータを採ったかを知らないと、実際的な相場を知ることはできません。

参考:家計の金融行動に関する世論調査

というのも、年代や年収によって貯蓄額は大きく異なりますし、富裕層と一般的な家庭とでは、比べるのがナンセンスなほど差が出ます。
そのため、平均的な日本人の実感に合った相場を見るのが大事なのです。

一般に、貯蓄額の調査では、平均値と中央値という2種類の数値が出されます。
この平均値というのは、定所得層からいわゆるお金持ちまで、すべての人の貯蓄を平均したものです。
格差が比較的小さいと言われる日本でも、高所得層はかなりの貯蓄を抱えていますので、当然平均値はぐっと上がってしまい、平均的な家庭の感覚からはずれてしまいます。

そのため、一般的な相場を見たいのであれば、中央値を見る方が良いでしょう。
この中央値というのは、貯蓄の少ない人から高い人まで順に並べていって、ちょうど真ん中に位置する人の貯蓄額を明らかにしたものです。
より、一般家庭における額に近くなるので、参考になるでしょう。

年代順に見る貯蓄額の相場

当然、仕事をしてきた年数によって貯蓄が増えてきますので、年代を重ねるにつれて貯蓄が増えていきます。
20代では、中央値が30万、平均値が180万ほどで、30代では中央値が130万、平均値が400万超となっています。
40代からは額が大きくなり、中央値で300万、平均値で600万超となっています。

また、貯蓄を持っていないという世帯も多く、全体の3割程度が貯蓄なしというデータもあります。
世代によって若干の違いはありますが、どの世代にも貯蓄なし世帯があります。

将来を見越して賢く貯蓄を

このように、世代によって異なる貯蓄額の相場ですが、この額を目安に貯蓄の目標を立てるのも良いかもしれません。
年齢を重ねるにつれ、子どもの必要や健康上のトラブルなど、どうしても必要なお金が出てくることが多くなります。
こうした備えのためにも、あらかじめ将来を見越して貯蓄をしていくのはとても大事です。

年収によって貯金できる額というのは異なりますが、低所得層でもある程度の貯蓄額があることが分かっていますので、やり方次第でコツコツと貯めていくことができます。
そのためには、しっかりとした計画と努力が必要ですので、夫婦で話し合ってどれだけの目標額にするか、月々どれだけ貯めていけるかを決めてみると良いでしょう。

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