一生に一度の買い物
マイホームを購入するのは一生に一度の大きな買い物でしょう。
それだけ大きな選択ですから、しっかりと良い土地と建物を選んで買いたいものです。
いろいろと夢は膨らみますが、やはり大きな壁となるのは予算となります。
かなり大きな金額となりますが、その中でもピンキリがありますし、住宅を購入するに当たってはどのほどのお金が、どんな目的で必要となるのかが分からないのも現実です。
そのため、マイホーム購入に当たっては、ある程度の相場を知っておくのは、無理なく資金繰りをするために欠かせません。
建築にかかる費用もいろいろな項目がある
住宅を購入するに当たっては、当然土地代と家の建築費用がかかります。
建て売り住宅の場合は、土地も建物も細かな工事費もすべてセットになって見積もられていることが多いので分かりやすいですが、注文住宅となると、いわゆるその他工事費と言われるものがかかります。
建物と外構そのものの工事費に加えて、測量費や地盤調査費、場所によってはガスや水道を引く工事費もかかります。
また、完成した後のカーテンやハウスクリーニング代、庭の整備など細かな支出も結構あるものです。
こうした工事費は、規模や内容によって大きく異なりますが、全体で100万円近くかかることもあります。
登記などの手続きにかかる費用も
不動産を所有するに当たっては、登記などの法的な手続きが必要となります。
土地を購入するのであれば、土地に関する所有権移転登記が必要となりますし、建物に関しても所有権の登記が必要となります。
そして、忘れてはならないのが、ローンを組む場合には抵当権登記が必要になるということです。
こうした登記にかかる実費とともに、印紙代や不動産仲介手数料などもかかりますので、結構な金額になります。
さらに、新居にふさわしい家具を購入する必要もありますし、移動にかかる引っ越し代や、近所へのご挨拶の品など、細々した費用も計算しなくてはなりません。
こうした出費をまとめると、おおよそ土地と建物の購入価格の10パーセントほどが諸費用としてかかるとされています。
4,000万円で土地と建物を購入するのであれば、実質的には4,400万円ほどが全体でかかる計算になります。
たいていの場合では、住宅ローンにはこうした諸費用は含まれていませんので、ローンの頭金とは別に諸費用分を事前に用意しておく必要があります。
このように、住宅購入の相場をあらかじめ知っておくと、マイホームを建てるための準備がしやすくなります。
資金をどのように捻出するかが、一番の課題ですので、長期的なプランを立てて、無理なくお金を貯め、ローンを返済していけるよう計画しましょう。