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弁護士保険ってどんな保険?

日本においても必要性が増す「弁護士保険」

日常生活や仕事において何らかのトラブルが生じた場合、裁判所を通じて判断を仰ぐことがよくあります。
このとき法律の専門家である弁護士に自分が有利になるような示談や手続きをお願いするわけですが、専門職である弁護士への依頼はかなり高い費用がかかります。

弁護士に依頼する場合、法律相談をしただけでも30分あたり5000円程度がかかります。
初回無料にしていたり、法テラスなど無料で利用できる相談もありますが、その後法的手続きが必要になる場合にはかなり高額の報酬が必要になると思った方がよいでしょう。

弁護士への依頼料金は「着手金」「報酬金」「手数料」「日当」「実費」という内訳で請求されます。
中でも高額となるのは着手金と報酬金で、金銭トラブルの場合などは最終的に得られた利益の数%を報酬としていることも珍しくありません。

なお着手金は最初に弁護士と契約をしたときに支払う前払い金のことで、途中で訴訟が中断されたり、依頼する弁護士を変更することになっても戻ってくることはありません。
報酬金は成功報酬で受け取ることが多く、訴訟で負けてしまったら発生しないということもあります。

弁護士保険は自分が訴訟をしたり、反対に訴えられたりしたときに必要になる弁護士費用を補償するための保険です。
仮に訴訟で勝利しても弁護士費用のために多額の負債が発生してしまった人も多くいることから、万が一のために備えておくことが勧められます。

弁護士保険に加入しておくとこんな時に安心

とはいえ普段から裁判や事件に関わる仕事をしている人以外にとっては、訴訟や裁判は遠い世界の話のような感じもします。

ですがここ最近では日本でもトラブルを訴訟で解決しようという動きが増えており、いざという時のために法律に関する知識を備えておくことが望ましいと言えます。

弁護士が介入する事例としてはまず夫婦間の離婚問題や親族の遺産相続など家族関係のトラブルがあります。
またここ近年増えている事例としてリストラや給与不払い、過酷な勤務環境といった労働問題があります。

その他にも騒音やペットなどの近隣トラブルや、振り込め詐欺やネズミ講のような詐欺被害といったようなものも弁護士がいるといないとで全く対応が異なります。

ほとんどの弁護士保険は自分から訴訟を起こすという場合だけでなく、何らかの事情で相手から訴えられたときにも補償をしてくれています。

交通事故や接触事故などによる怪我や痴漢冤罪などといったものも、当事者間の話し合いではなかなか解決することができません。
弁護士保険の保険料は年額でも6千円程度と安いものなので、万が一に備えて加入をしておくのもよいかもしれません。

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