他の家庭は幾らあげてる?子どもへのお小遣い
子どものお小遣い、幾ら渡せばいいのか悩んでいるご家庭も多いのではないでしょうか。小さい頃から金銭教育は、しっかりとしておきたいもの。他の家庭はお小遣いを幾らくらい渡しているのかも、気になります。子ども通信教育事業などを行っているベネッセが実施したアンケート調査の結果によると、子どものお小遣いの一般的な金額は、小学1年生~4年生、小学5年生~6年生、中学生と、3つのステップを踏んで、徐々に多くなっていることがわかりました。
まず、小学1年生は500円未満が最も多く、76.9%。8割近くの家庭が、月々のお小遣いは500円未満という結果となっています。小学2年生も同様で、500円未満が最も多く72.7%でした。500円未満にとどめているご家庭が7割を超えており、小学1年生、2年生の段階から1,000円以上ものお小遣いを持たせるのは早いと考えている親御さんが多いことがわかります。
小学3年生でも500円未満が最も多く66.1%。小学4年生も500円未満が最も多く52.9%でした。小学1~2年生に比べると割合はやや下がるものの、過半数が500円未満となっています。
小学5年生になると、500円以上1,000円未満の50.4%がトップに変わります。2位は500円未満の29.0%と、500円未満の家庭も3割ほどと比較的大きな割合を占めています。
小学6年生では、1位は500円以上1,000円未満の53.6%。2位は1,000円以上2,000円未満の23.7%、3位は500円未満17.9%でした。小学校も最終段階になると、8割以上が500円以上となっています。
さて、中学生になると1,000円以上2,000円未満の割合が最も多くなりますが、学年が上がるに連れて2,000円以上3,000円未満の割合が増えてきます。1年生では1,000円以上2,000円未満が過半数の54.3%、次いで500円以上1,000円未満が、22.1%でした。
2年生になると、トップの1,000円以上2,000円未満は49.5%、2位が2000円以上3,000円未満が23.8%。1,000円~3,000円が7割以上を占めています。
3年生ではトップは1,000円以上2,000円未満の38.6%ですが、2位は3,000円以上4,000円未満の23.4%、3位は2,000円以上3,000円未満22.2%という結果になりました。お小遣いが3,000円以上の家庭が、目立つようになっています。
(参考記事)
おこづかいは成長のチャンス? お金の教育どうしていますか?
お小遣いの使い道は?決まりごとを作っている?
では、お小遣いで買うものについて、それぞれの家庭ではでのような“決まりごと”を定めているのでしょうか。
最も多いのがマンガの65.7%。2位がお友達へのプレゼント代の48.4%、3位がゲーム代の44.9%、4位がお菓子の27.0%でした。マンガやゲームなどの趣味や、友達とのお付き合いの費用にお小遣いを使うと決めている家庭が多いことがわかります。
子どものお小遣いの金額は、家計の事情や子どもへの教育の考え方などによって異なるでしょうが、一般的な動向という点で参考になる結果だと思います。
子どもが自由に使えるお小遣いを渡すだけでなく、お小遣い帳を漬けさせるなど計画的にお金を使えるよう教育することも大切です。