将来のためにしっかり考えたい保険
日本人のうち実に9割以上の人が加入していると言われている保険。
将来のために、また万が一何かが起きた時のために必要ですし、毎日の生活に安心感を与えてくれます。
しかし、たくさんの保険が販売されていますので、どんな保険を選んだら良いのか分からない、いくらくらいの保険が妥当なのか迷うと思う方も多くいます。
それで、ある程度保険についての知識を得ておくことは、賢い選択をするのに欠かせません。
公的保険の特徴
保険と一口に言ってもたくさんの種類がありますが、非常にざっくりとした分け方をすると、民間保険と公的保険に分けられます。
それぞれの特徴を把握して、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
公的保険とは、日本国民であればすべての人が入るべき保険のことを指します。
これには、医療費をまかなう国民健康保険や介護保険、労働保険、年金保険が含まれています。
基本的には、会社員であれば給料と一緒に保険分が差し引かれていますので、毎月払っているという実感がない方もいらっしゃるでしょう。
こうした保険は、国民の誰もが同じように保障を受けられるという目的の上に成り立っていますので、平等なサービスと保障内容が受けられるというメリットがあります。一方で、必要な分はまかなえるものの、余裕のある保障とはならないこともあります。
また、公的保険のために支払うお金は、所得金額によって異なり、もらうお金が多い人ほど多く保険金を払うというのが基本になっています。
年金など一律のものもありますが、低所得者のための免除制度なども設けられています。
民間保険の特徴
一方の民間保険は、入っても入らなくても自由という任意の保険です。
とは言っても、日本国民の場合はほとんどの人が何らかの民間保険に入っているのが現状です。
その保険の種類には、がん保険や医療保険、傷害保険など、様々なものがあります。
契約内容も様々で、掛け捨てや積立型、短期契約から一生涯に亘るものなど、数え切れない程の保険商品が世にあります。
民間保険のメリットの1つとしては、自分の受けたい保障を受けられるという点にあります。
高い保険に入れば、下りるお金も大きくなりますし、割安の保険に入って毎月の出費を抑えることも可能です。
また、がん保険など特定の分野に絞った保険を選べるというのも民間保険ならではのサービスでしょう。
入る入らないも、どの程度の保険を選ぶかも、すべて自由というのが民間保険なのです。
その分、入る側での情報収集と、確実な選択が必要となります。
毎月もしくは毎年の出費となる保険ですので、賢く選んでバランスのよいプランを立てられるようにしましょう。