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雇用保険制度

雇用

安心して毎日を過ごすために

毎日の生活を送る上で経済的な安定というのは欠かせない要素です。
しかし、リストラや病気や出産、育児などによって職を失うという可能性がいつでもありますので、不安を抱えながら仕事をしなくてはならないというもの、1つの現実と言えるでしょう。

そうした不安を除き、安心して家族と一緒に毎日を送れる仕組みが、雇用保険制度です。
この保険は、国によるもので、事業者はたとえ一人であっても雇用者を持っているなら、必ずこの保険に入らなくてはなりません。
そうして、働く人たちの生活を守るのです。

雇用保険制度の特徴

この制度は、失業保険というとらえ方が世間では一般的です。
確かに、一定以上の期間同じ企業で働いた場合、失業した後保険から助成金が支払われ、生活を支えることができるようになる制度があります。
これは、安心して次の仕事をすぐに見つけられるように助けるもので、そのために補償を受けるにはハローワークで仕事を探すことなどが必要になります。

参考:厚生労働省 雇用保険

しかし、雇用保険制度は失業時だけのものではありません。
もう一つの特徴は、育児休業手当です。

子どもが産まれるために、一時的に会社を離れなくてはならない時にも、この保険を活用することができて、一定の割合で助成金を受け取れるのです。
男性もこの制度を適用できますので、子育てをする家庭にはうれしい制度でしょう。

そして、必要性が増しているのが、介護休業手当です。
高齢の親を世話するために、仕事を長期に亘って休まなくてはいけない時、やはりこの保険から補償が行われます。
しっかりと親の世話をできるようにと、充実した制度が設けられていることにも注目です。

職業訓練にも活用されている

そして、雇用保険制度の他の大きな特徴の1つは、公共職業訓練です。
仕事をやめた時、もしくは長期休業する時だけでなく、仕事のスキルを身につけて再就職したいという人が、職業訓練を受ける際に助成金を受けることができるのです。

指定された職業訓練校において、決まった内容の訓練を受ける場合に、その訓練費用プラス手当がもらえるもので、大変役に立つ制度です。
もし、自分の希望する職種に関する訓練があるのであれば、活用を検討してみるのも良いでしょう。

このように雇用保険制度は働く人たちを守り、毎日の生活に安心感を与えるものです。
人を雇っている事業者には加入が義務付けられていますが、雇用保険を適用しない小企業などもあります。

そのため、会社を選ぶ際には、こうした制度がきちんと活用されているかを確認するのが良いでしょう。
また、今勤めている会社を退職するもしくは休業する際には、どんな制度があってどれだけ活用できるか確認することが大事です。

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