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注目集まる「金の投資信託」とは

間接的な金投資「金の投資信託」

金投資は今も昔も人気の金融商品であり、「有事の金」という言葉があるように、安全な実物資産として知られています。
金投資にもいろいろ種類があり、純金積立や金地金、金貨などがありますが、近年注目を集めている金投資が「金の投資信託」です。

金の投資信託と聞くと、投資したお金を集めて金の現物を買い、その差益でリターンを得るとイメージしがちですが実際には異なります。
金の投資信託は金の現物に対して直接投資はせず、金ETF(上場投資信託)や金市場に連動する金融商品に投資を行う方法です。
つまり、実際に金の現物を手にできる取引ではなく、投資家と金の現物の間で株のように間接的に行う取引です。

金の投資信託のメリット・デメリットについて

金の投資信託のメリットは、運用している銀行や証券会社で少額から始められることで、最近では100円から投資できる商品も登場しています。
また、他の投資信託と同様、万が一金融機関が破綻した場合でも、保有している資産は顧客の財産として守られることも特徴です。
さらに、金の投資信託なら保有している残高が口座にしっかり記録されますので、現物のように大切な資産が盗難にあうリスクもありません。

ただし、それは一方で投資信託を金の現物には交換できないという意味でもあるため、金の値動きに連動した金投資でも現物を触ることは叶いません。
また、金の投資信託は販売手数料がかかる上に保有しているだけで管理費用もかかってきます。
その金額は保有残高や投資信託の種類、会社によって変動しますが、保有期間に基づいて年率0.5~0.8%程度が日割加算されます。
他の投資信託と比較すると若干割高となるため、長期投資を行うにはデメリットとなるでしょう。

注目度の高い金の投資信託商品

金の投資信託に興味がある、これから始めてみたいという方に、注目度の高い金の投資信託を紹介します。
「三菱UFJ 純金ファンド」は、投資対象を純金上場信託(現物国内保管型)というETFをメインに取引している投資信託です。

次に、世界最大と言われる金のETF、「SPDR ゴールド・シェア」をメインに投資しているのが「ステートストリート・ゴールドファンド」です。
こちらは「SPDR ゴールド・シェア」における米ドルに対して為替ヘッジを行っていますので、為替変動リスクを抑えることができます。
また「ステート・ストリート短期国債マザーファンド」も投資対象に含まれます。
この2つ以外にも、ピクテ・ゴールドやiシェアーズ ゴールドインデックス・ファンドなどたくさんの金の投資信託が登場していますので、メリット・デメリットをきちんと理解し、上手に投資して資産運用してみましょう。

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