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ライトコイン(LiteCoin/LTC)

実用性の高い銀の仮想通貨「ライトコイン」

2013年、ビットコインが抱えるスケーラビリティの問題を解決するために開発された仮想通貨が「ライトコイン(LTC)」です。
そのためビットコインと比べられることが多いライトコインですが、希少性の違いからビットコインは仮想通貨を具現化した「金」と表現され、ライトコインは実用性が高められた「銀」と言われます。

ライトコインの実用性の高さとは、「ブロックの生成スピードの速さ」と「ライトニングネットワークに対応可」という点が考えられます。
ブロックとはトランザクションをまとめたデータの単位のことですが、ビットコインはこのブロック生成に約10分かかるところ、ライトコインなら約2.5分とスピーディーです。
これはSegwit(セグウィット)と呼ばれる技術のためで、処理するデータ量を少なくすることで時短となり、ライトコインのような手数料の高騰を抑えてくれます。

Segwitを装備したことでブロックチェーンの外での処理ができるようになったため、ライトニングネットワークの導入も可能です。
ライトニングネットワークとは、ブロックが繋がるチェーンの外側にバイパス的なチェーンを置くことでさらに高速な送金を可能にするシステムです。
試験段階なので、いずれ本格的に実施されるようになれば、低コストハイスピードの送金が可能になると言われています。

ライトコインの誕生から現在までの移り変わり

ライトコインは2013年10月、アルトコインの中では一番最初に生まれた歴史の古い仮想通貨です。
この当時、1LTC=約400円でしたが、2013年のキプロス危機には約5,000円台に突入します。
その後価格は落ち着いていたのですが、2015年あたりから半減期を迎えて500円程度にまで落ち込みます。

2017年5月、Segwitが導入されたことにより通貨の価値が上がり約4,000円まで上昇、同年12月には約40,000円で取引が行われたのですが、仮想通貨全体がバブル期を迎えたことが要因です。
そのバブル期もすぐに崩壊し翌2018年2月には約10,000円にまで落ち込み、7月頃には10,000円も下回ります。

ライトコインの時価総額と将来性

仮想通貨の時価総額は通貨の市場価格に発行された量を掛けることで算出できます。
ライトコインの場合は1LTCあたり4,300円、発行量は6,400万LTCとなるため時価総額は約2,800億円です。(2020年4月3日時点)
仮想通貨のレートは常に変動していますので、その値動きはたった数時間で大きく変わることもあります。
ライトコインには目新しさはないものの、歴史も長く信頼感のある仮想通貨と言えるでしょう。

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