部活動にかかる平均費用の相場
進学や入学の時期はいろいろと物入りのため、お金がかかるシーンが出てきます。
制服やカバン、教科書などの費用の他にも、部活動によってはさらに費用がかかることになります。
制服費用などはあらかじめ考えておく家庭も多いですが、部活動については計算していないことも多いので、実際に部活動に入ってからこんなに費用がかかるのか?とびっくりしてしまうこともあります。
そのため、事前にどのくらいの費用がかかるのかを知っておくと良いです。
文部科学省では「教科外活動費」という内容で年間の平均費用の調査を行っており、それによると中学生の場合44,164円、全日制の高校生で44,520円となっています。
これを毎月の平均に直すと、中学校だと3,680円程度、高校で3,710円となります。
部活動を始める際にユニフォームや道具を購入したりする費用が大きいですが、毎月練習場所を借りたり、そこに行ったりする交通費がかかることもあります。
また、道具や消耗品を購入することもありますし、遠征費などがかかることもあります。
部活動の内容によっても大きく変わりますが、全体としてこのくらいの目安と覚えておくと良いでしょう。
部活動費用は公立と私立でも異なる
こうした部活動の平均費用は、公立か私立かによっても違いが出ます。
同じ文部科学省の統計でも、中学校は効率だと31,319円、私立だと57,008円と大きな差が見られます。
一方で高校になると、公立学校で44,276円、私立で44,520円となっていて、こちらはそれほど大きな差は出ていません。
私立の学校では、部活動に力を入れていてトレーニングや遠征試合などの量が多いですし、必要となる道具も質の良いものを使う傾向が強くなります。
また、合宿などをすると一気に費用がかかりますので、その分平均費用も高くなるというわけです。
特にいわゆる強豪校と呼ばれる特定の部活動に強い学校の場合、それだけお金をかけることも多くて費用が上がりやすいです。
初期費用の目安は?
部活動で最もお金がかかるのは、入部の段階です。
もちろん、内容によって違いますが、運動部の場合は運動着や道具、ユニフォームなどの購入費がかかってきます。
こうした初期費用の合計は6万円から10万円程度かかることがあります。
特に道具が必要な運動については、初期費用が高くなります。
文化部については、吹奏楽のような道具がかかるところもあれば、ほぼ道具がいらない部活もありますので平均費用を出すのは難しいところです。
たとえば、パソコン部などはほぼ0円で済みますし、吹奏楽で楽器を新たに購入する場合は数十万円の費用となることもあります。
楽器などは学校のものを貸してくれるケースもありますので、事前に調べておきましょう。