子供にやらせたい習い事の費用相場は?
子供の年齢によってことなりますが、全体の平均で13,000円くらい習い事にかけているようです。
未就学児は10,000円未満ですが、小学生・中学生がピークで20,000円~50,000円以上かける家庭もあります。小学生高学年からは塾や家庭教師などを始める子が増えていくため、値段が高くなっている傾向で、習い事の数も比例して上がっています。子供の成長に合わせて習い事をさせてあげたいと思うのが親心ですが、お財布事情もありますので、習い事別の相場や習い事の情報などをまとめました。
子供の習い事を選ぶポイントとは
習い事を長く続けるためにも、子供との相性はとても大事です。子供がやりたいといった習い事でも、どんな先生が教えてくれるのか、教育の考え方がずれていないか、子供の性格にあっているか、費用的な面で継続可能か、送迎できる距離や時間帯かなどをチェックしておきましょう。
費用や送迎、時間に関しては事前に押さえておくべき重要なポイントです。やらせてあげたいけど親がどうにもならなくて続けられないという結果になってしまっては、子供に申し訳ないですよね。習い事を始められても時間・金銭的ストレスで子供と喧嘩が増えるようであれば、無理に習い事をしなくても、家で一緒の時間を過ごした方が子供にとって成長になるでしょう。お互いに楽しみながら続けられるかどうか、入会前にしっかり確認しておきましょう。
習い事を大きく分けると、芸術・運動・学習系に分けられます。今回は芸術系と運動系をピックアップしました。
費用相場をチェックしていきましょう。
芸術系の習い事相場
感性を豊かにするためにも芸術系の習い事をやらせてあげたいですよね。ピアノやバレエ、書道、絵画教室をピックアップしました。
ピアノ
ピアノの人気は高く、小さいころから始める子が多い習い事です。個人宅で教えてくれるマンツーマン指導の教室や、大手企業のグループレッスンのタイプなどピアノひとつとっても内容は様々です。小学校高学年くらいから専門コースとスタンダードコースが分かれて金額も回数も変わっている傾向です。専門コースでは、コンクールや試験なども増えてくるため月謝とは別でかかる費用が増えていきます。
- 月謝平均:7,000円
- 入会金平均:5,000~10,000円(個人・大手企業でピンキリです)
- レッスン回数:月4回(週1ペース)
- そのた:楽譜や教材の費用に1,000~3,000円、発表会の費用10,000~30,000円
※3歳から始められるピアノ教室が多いですが、未就学児向けのリトミックピアノ教室の場合は少し高めの傾向があります。
バレエ
クラシックバレエは憧れの習い事。高いイメージがついていますが、月謝だけを見ればそこまで高くありません。高いのは発表会にかかる費用です。発表会に参加しなければレオタードやバレエシューズはピンキリでありますので月々は他の習い事と同じくらいで通えます。ただ、子供を発表会に参加させないというのは酷なものですね。
大きくなればトゥシューズやコンクール代、衣装の費用など出費は増えていきます。
- 月謝平均:低学年8,000~10,000円、高学年8,000~12,000円、中学生10,000~18,000円(ソロクラスなど追加あり)
- 入会金平均:5,000~10,000円(PTAのような後援会などの参加を求められる場合は後援会費5,000円)
- レッスン回数:低学年・週1~2回、高学年・週2~4回、中学生・週3~4回
- そのた:レオタードやタイツ、バレエシューズのスタートセット10,000円、
発表会費用目安:低学年・50,000円、高学年・70,000円、中学生・100,000~150,000円
子供のリズム感や姿勢、立ち振る舞いなどバレエで得られることはたくさんありますが、継続しないと見につかないため、10年以上継続することを踏まえて習わせる決断をしましょう。
書道
学校でもパソコンやタブレットを使うことが増えてきていますが、だからこそ文字はしっかりかけるようにという親御さんは増えているようです。
月々の月謝が安く、初期費用も他と比べてかからないため始めやすい習い事になっています。展示会や試験があるので、子供も目標に向けてチャレンジ精神を磨けるでしょう。
- 月謝平均:3,000~5,000円
- 入会金平均:0~5,000円
- レッスン回数:週1~2
- そのた:書道セット5,000~8,000円、競書誌代400~700円/月、作品展出展料7,000円/年、昇給試験・段位部2,000円·級位部 1,000円
書道の半紙や墨などは月謝に含まれているところと、個別で準備が必要なところがありますので事前に確認しておくと安心です。
絵画教室
絵画教室では絵を描く以外に粘土や工作などを教えてくれる教室もあります。レッスン時間が2時間~作品が完成できるまでという教室もあるので、選ぶときに確認しておきましょう。オンラインでできる絵画教室も増えているので、送り迎えができない家庭でも安心です。
- 月謝平均:5,000~10,000円
- 入会金平均:10,000円
- レッスン回数:4回
- そのた:材料、展示会の出展料、水彩セット5,000円~油絵セット15,000円~
材料費や維持費などがかかる場合があります。また、地域や教室の規模、専門性で月謝が3,000~13,000円とピンキリになっています。
運動系の習い事相場
小さいころから運動系の習い事をしておくと基礎体力がついたり、チームワーク力がついたりとメリットがたくさんあります。身体能力だけでなく、考える力も養われるため習わせたい運動系の習い事をピックアップしました。
スイミング
スイミングを習うと免疫力が向上したりアレルギー体質の改善に繋がったりするので、小さいころから始める人も多いようです。全身の筋力がつくため、姿勢がよくなることも。ケガの心配が少ないので、成長盛りの骨に影響が少ないスイミングはとても人気です。
- 月謝平均:6,000~8,000円
- 入会金平均:3,000~5,000円
- レッスン回数:週1回
- そのた:指定水泳用品4,000円~、年会費2,000円~、登録料3,000円~、スクールバス代3,000円~
子供のサイズアップに注意が必要です。3歳から始めたら小学生までに1度以上は水着のサイズアップが必要になります。選手コースなど専門性の高いレッスンになると価格も変わりますので確認しておきましょう。
サッカー
年長さんくらいから始められて、男の子なら一度はやりたいと言ったことがあるのではないでしょうか。リーダーシップや協調性が育つサッカーは女の子にも人気です。
- 月謝平均:3,000~8,000円
- 入会金平均:3,000円~10,000円
- レッスン回数:週1回
- そのた:遠征費用、合宿費用、大会参加、練習試合、ユニフォーム、サッカーシューズ、シンガード、ジャージなどサッカー用品10,000円~
子供は外で元気よく遊ぶようになったり、精神的な部分の成長が見えたりするサッカー教室。大会参加や練習試合では親がサポートする場面が出てきます。試合場まで送迎したり、洗濯物の量が増えたりなど、家庭の状況で習えるかを考えてみましょう。
野球
少年野球チームであれば、月謝が3,000円程度から始められます。野球道具は先輩が置いていってくれたものを貸出してくれるところもあるので、最初にかかる費用が抑えられるでしょう。強いチームだと試合の遠征費がかかるため、どのくらい試合があるか最初に聞いておくと安心です。
- 月謝平均:2,000~10,000円
- 入会金平均:5,000~10,000円(入会金は0で、年会費の場合もある)
- レッスン回数:毎週土・日/月8回
- そのた:スポーツ安全保険800円、野球道具一式新品30,000円~、遠征費、合宿費、イベント費
土日に1回のチームもあれば土日に続けて練習するところもあります。平日は親がキャッチボールに付き合ってあげるとコミュニケーションが取れたり成長を感じられたりするかもしれません。
ダンス
ダンスは全身を使って表現するため、ストレス発散になります。バレエに比べて競技性が高いため、競争心や度胸もついていくでしょう。最初はチームで踊ることが多いため協調性も見についていきます。友達との関係性を深めたり社会性も身に付けられたりメリットがたくさんあります。
- 月謝平均:5,000〜10,000円
- 入会金平均:10,000円
- レッスン回数:週1回~受け放題があるスクールも。
- そのた:発表会20,000〜50,000円、チケット代、衣装代
1回のレッスンが1500円程度で、月謝制やチケット制を設けているスクールが多いようです。受け放題は価格が15,000~20,000円ほどと高くなりますが、毎日でも1日に2コマ受けてもOKとなっている場合も。子供のやる気と成長に合わせて増やして上げられる準備が必要になりそうです。
体操
体育教室では、跳び箱やマット運動、縄跳びなど学校で習う内容を予習できるようなスクールです。
- 月謝平均:5,000〜10,000円
- 入会金平均:15,000円~
- レッスン回数:週1~2回
- そのた:指定体育着やTシャツ、シューズ5,000円~
体操教室では入会金が高めです。その分、設備が充実していたり、スタッフや先生がしっかりサポートしてくれたりします。
年齢や進級テストを受けてクラスアップしていくシステムを設けているスクールが多いようで、クラスが上がると値段も上がるようになっています。事前に確認しておきましょう。
習い事についてみんなはどう考える?
小学生の9割が習いごとをしていて、男の子はスポーツ系の習いごとが多く、女の子は水泳やピアノが多くどちらも英会話や通信教材などの学習系の習いごとも掛け持ちしているようです。小学生の高学年になると学習系の習いごとと学校の部活という形で掛け持ちは減っていきます。
教育費にかける金額は、世帯年収の5%が平均になっているため、300万円の年収で150,000円ほどという割合です。ひと月当たり10,000円目安で、発表会や試験、試合等のために積み立てておくといいでしょう。