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リスクを可能な限り避けたいなら債券投資

債券投資の運用の仕組みとは?

債券投資は、この名称からも分かるように投資家が債券を購入することによって投資を行うものです。
債券というのは、企業や国、特定団体、自治体などが借金をしたい時に発行する証書のことを指します。
つまり、債券投資というのは投資先に対してお金を貸すことなのです。

企業や国が多額の借金を一つの団体や一個人に申し込むのではなく、不特定多数の対象に申し込み、その証として債券を発行するという流れです。
国が発行する債券は国債、企業の場合は企業債とか会社債と呼ばれます。

債権を発行した団体は、投資家に対して定期的に利子を払い続けることになり、償還日つまり返済日には元本を全額返すことになります。
この償還までの期間は様々で数か月程度の短いものから、10年以上の長い期間が設定されていることもあります。

利率も発行元によって大きく異なります。
原則としては、国や大企業などの安定してリスクの低い団体、人気のあるところについては利率が低めに設定されます。
また、同じ発行元であっても償還期間によっても利率は変動します。

債券投資のメリット・デメリット

債券投資は国や大企業が発行しているものであれば、とても安定性が高くリスクが低いのがメリットです。
いわば確実に借金を返済してくれる相手だと分かって、お金を貸しているようなものだからです。
決められた利子は必ず毎回支払われますし、償還期日には元本が返却されます。
そのため、リスクを抑える目的での分散投資をする際には、債券投資を含めるのが一般的です。
特に国債などはリスクが相当程度低く、それでいて定期預金などよりも利率が高いので、初心者でも気軽に利用できる投資先となります。

一方で、リスクが低い分利益が低い、利率が低いというのがデメリットと言えるでしょう。
また、基本的に償還期日まで保有して利益を出すことを念頭に置いているため、期日前に売却してしまうと損失が生じる可能性もあります。
長期保有をしないと意味がないという点で自由度が低いのです。
また、発行元によっては経営状況が悪くなり、利子が支払われなくなることや元本の償還が滞るといったことが起こりえます。

債券投資の始め方

債券投資はとてもポピュラーな投資法であるため、ほとんどの証券会社で購入できます。
それぞれの証券会社で取引口座を開いて、商品を選択すれば始められます。

ただし、発行元や償還期間などの違いから、たくさんの商品がありますので、利率や投資期間、リスクなどを考えて選ぶ必要があります。
また、証券会社によって取扱いのない企業債や海外の国債などもありますので、特定の債券投資商品を購入したいのであれば事前に証券会社を比較してリサーチすることが求められます。

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