新しい投資のカタチ「ソーシャルレンディング」
クラウドファンディングという言葉を耳にする機会も多くなりましたが、この「ソーシャルレンディング」もそのうちの1つです。
クラウドファンディングには大きく5種類に分かれており、購入型、寄付型、貸付型(融資型)、ファンド型、株式型のクラウドファンディングが存在します。
ソーシャルレンディングは貸付型クラウドファンディングと呼ばれるもので、インターネット上にて資金調達したい企業・個人と投資家を結ぶ金融サービスです。
「Finance(金融)」と「Technology(技術)」が融合し誕生した「Fintech(フィンテック)サービス」の1つであり、新しい投資のカタチとして期待されています。
ソーシャルレンディングを運営する会社が資産運用したい投資家達をインターネット上で募り、集めたお金をさまざまな目的により資金が必要な企業・個人に融資を行います。
融資を受けた側は、予め取り決められた返済期間に利息を加えてお金を返済し、融資をした側、つまり投資家は元本と利息をソーシャルレンディング運営会社を通して受け取ることができます。
ソーシャルレンディングのメリット・デメリットを解説
ソーシャルレンディングのメリットは、年5~10%という高い利回りが期待できることです。
日本での超低金利時代において、お金を増やしたい人にとってこの利回りは大きな魅力ではないでしょうか。
また、運営会社にもよりますが、最低金額が10,000円からと少額でも始められるため、リスク分散投資も可能です。
ソーシャルレンディングの運用をはじめると、後は期間満了になって返済されるまで特別投資家が行うことはないため、パソコンを何台も並べてずっと張り付いて値動きをチェックする必要もありません。
ソーシャルレンディングのデメリットは、預金のように元本保証がないため返済が遅延したり、返済がされないリスクを伴います。
原則的にソーシャルレンディングは途中解約ができませんので、急な入用で資金を引き上げたいときも期間満了を待つことになります。
つまり、これらのデメリットとハイリスク・ハイリターンの原理をきちんと理解してから始めることが大切です。
ソーシャルレンディングを開始する流れ
ソーシャルレンディングを始めるには、まず口座開設を行います。
運営する会社のWEBサイトの登録フォームから申し込み、年収や資産状況など必要情報を入力します。
本人確認書類の提出が求められますので、画像のアップロード、または郵送やFAXで送付しましょう。
審査に通れば、特定記録郵便ハガキにより通達されますので、口座開設完了です。
ソーシャルレンディングを利用するための資金を入金したら、利用開始できます。