大学生にありそうなリスクとは
歳を重ねるごとに生活上の様々なリスクを考えて保険に加入している人は多いと思います。一方で、学生の生活においても保険に加入を推奨されるケースもあります。
大学生における被害のリスクには、例えば盗難のリスクがあります。学生は、まだ経済的側面においては自立しているとは言えない存在であるため、物品管理を怠ってしまうこともあるでしょう。1人暮らしなら尚更。勉強やサークル活動、アルバイトなど様々な取り組みに励む学生は、生活管理が十分に行き届かない状態に陥ってしまう可能性は考えられます。
社会人に限らず、学生が病気にかからない、ということは一切ありません。病気にかかってしまうリスクもあるため、それに対する保険を考えるのは自身の健康を維持するために必要なことです。
大学生の年齢は、原付免許や自動車免許が取得できるため、自動車を利用して通学している学生も多いのではないでしょうか。他人にケガを負わせてしまうリスクが決して存在しないとは言い切れません。
このような点から、学生の保険加入を意識することはこれからの学生生活におけるリスクヘッジに重要な要素といえるでしょう。
保険の種類や保障内容
学生が加入できる保険の種類には、いくつかありますが、その1つに全国大学生活協同組合連合会と呼ばれる協同組合が運営している「学生総合共済」があります。
学生総合共済では、ケガや病気によって手術や入院を必要とした際に適用される保険です。また、学生総合共済には、火災共済も含まれており、火災や盗難などに対して保障制度が設けられています。
ほかにも、幼稚園や保育園児向けの保険が用意されている総合保険センターによる「学生のための総合保険」があります。大学や短大、専門学校生を対象にした保険で、他人への賠償責任を生じた際の保険も用意されているほか、病気やケガなどのリスクにも保障しています。
保険選びのポイント
保険を選ぶには、まず自身の環境を見つめ直し、目的別に保険を選ぶようにしましょう。それだけでなく、ほかの保険制度と被っていないかといった、保険加入の際にダブりがないかを確認することも保険選びのポイントの1つです。不要な保険料を支払うことのないよう注意しましょう。
学生が親御さんの扶養に入っている場合は、加入しなくてもよい保険もありますので、加入の際には事前の確認が必要です。
学生だからといって、暮らしの中でいつどこでリスクが生じてしまうかは分かりません。そのため、万が一に備えられるよう保険の加入を検討しましょう。