免許を取るまでの自動車教習所の相場
自動車免許を取るためには、自動車教習所に通うのが一般的です。
教習所は民間運営ですので、それぞれで異なる料金設定がされていて、場所やサービスによっては大きな差が出ることもあります。
そのため、ある程度の相場を知っておくと、教習所を比較して選ぶ際の参考にできます。
全体として見ると、教習所に通って免許を取るまでの相場としては24万円から30万円というところです。
後述しますが、ケースによって追加費用が高くなって30万円を超すこともありえますが、普通は20万円台と考えておけば問題ないでしょう。
この平均的な額の幅の中で、いくつかの要素によって違いが出てきます。
まず免許の種類で、MT車の場合AT車よりも多少高くなります。
AT限定免許の場合は、授業時間が多少短いため、その分費用も安くなるからです。
また、すでに原付バイクの免許を持っている場合も、バイクについての授業が不要となりますので、多少安くなります。
もう一つの料金が変わる要素としては、教習所に通う時期を挙げられます。
いわゆる繁忙期の場合、10万円近く高くなってしまうことがあります。
教習所の繫忙期は、2月終わりから4月始めくらいと、夏休みの時期です。
学生が学校が休みの時、もしくは卒業してすぐに免許を取ろうとするので、それだけ高く設定されているのです。
また、地域による差も大きいです。
教習所は運転スペースを確保するために、どうしても広い敷地がないといけません。
当然そうなると、都市部などの土地が高いところでは、教習費用に上積みされることになります。
免許取得にかかる追加費用について
上記の基本的な費用に加えて、追加費用がかかることもあります。
まず誰にでもありえるのが、実地教習をパスできなかったり卒業検定に受からなかったりして、教習や試験を繰り返し受けるケースです。
基本となる費用は、一回も落ちることなくストレートに受かる場合での計算ですので、うまく行かない時にはその分費用がかかってきます。
教習所では、通常実技教習を事前に予約しその時間を確保しておきます。
しかし、急な事情が生じて教習所に行けずキャンセルをしないといけないこともあるでしょう。
教習所によっては、こうしたケースでキャンセル料を請求しています。
もしくは当日のキャンセルについてのみキャンセル料が発生するといった感じで、独自のルールを作っています。
他にも、自宅の近くに教習所がないので合宿をする場合は宿泊費用がかかります。
たいていは教習費用とセットになっていて、別々に手配するよりもずっと安いのでお得感はあります。
ただし教習が長引いて延泊をしないといけなくなると、それだけ延泊費用が追加されますので注意しましょう。