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お年玉の相場

お年玉

相場があまりないように見えるお年玉だが

毎年正月の時期になると、子どもたちはお年玉がもらえるとほくほくするものです。
大人たちも子どもたちの喜ぶ顔が見たいと、前もってお年玉を準備しています。
お年玉は人によって、また上げる子どもの年齢によっても異なりますので、一見するといわゆる相場というものがないように見えます。

もちろん、結婚式のご祝儀のようにある程度固定化した相場というものは存在しませんが、大まかな目安となるものはあります。
これは、この額にしないと失礼だということではなく、一般的な家で上げている額の平均というもので、人によって異なるということを覚えておきましょう。

その平均的なお年玉の相場というのは、年齢×500円ほどになるとされています。
8歳の子どもなら4,000円ですし、10歳の子どもなら5,000円となります。
あくまでも一般的な額ですが、近い関係の子どもならこのくらいが多いと言えるでしょう。

お年玉にもマナーがある

子どもにお年玉をあげる時にも、マナーとも言えるべきものがあります。
もちろん、子どもたちはお金をもらって無邪気に喜ぶばかりでしょうが、大人としてはしっかりと礼儀を守りたいものです。

その1つは、親のいるところでお年玉を渡すということです。
もし、親のいないところで渡してしまうと、子どもが隠したり金額を偽って言うこともありますし、やはりお年玉をもらったことを親が感謝する機会を逸してしまうことにもなりますので、親と一緒の時に渡すのが最善でしょう。

また、お札は他のご祝儀と同じように、新札もしくはきれいなお札にするということです。
新年のおめでたい場ですので、子ども相手とはいえ、きれいなお札を手渡すのが礼儀でしょう。

そして、お年玉袋に子どもの名前を書くのを忘れないようにしましょう。
子どもも自分のためにしっかりと用意してくれた、ということに気付いてうれしいものですし、子どもが何人もいる家庭では渡し間違いを防ぐという実際的な利便性もあります。

相場やマナーを覚えておくことの大事さ

子どもたちはお年玉をもらうことで、お金をもらうことの喜びだけでなく、いろいろなことを見ています。
子どもたち同士で額の大小を話題にすることも多くありますので、相場をある程度踏まえて渡すなら、不公平な感じを受けずに済みます。

また、大人に感謝を示すことを学ぶ機会になりますし、目上の人に対する敬意を培う1つのきっかけともなります。
マナーを守って渡されたお年玉は、何となく子どもの目にも特別でしっかりしたものであることが分かりますので、とても大事なのです。
お年玉は世界中でも、日本や中国などアジア圏の少数の国だけに見られる特別な慣習ですので、その精神を大事に引き継いでいきたいものです。

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